昔懐かしい味

最近、よく行くようになった商店街の八百屋さんで売っているぬか漬け。
毎回様子が違う。

浅漬けの時、
やや漬かり過ぎてしょっぱい時、
曲がったキュウリが入っている、
入っている野菜の種類が変わる、
大きさも不揃いなどなど。

最近、お店に並んでいるものはいつ買っても同じ味、同じサイズだけど、それって本当は不自然ではないかと思う。
いつも同じにするために、そうでないものはロスになる。
本当は食べることには問題のない野菜たちだ。

そして、私が毎回何より感じるのは、懐かしさ。
子どものころ、実家で食べていたぬか漬け。
それこそ、うっかり底の方に取り残され、さらに漬かり過ぎのものもあった。
その味を久しぶりに思い出した。

それからはもうこのぬか漬けのファン!
昔ながらの・・・というフレーズに人は案外弱いと思う。

背景に人を感じるからかもしれない。
はたまた懐かしい味へのノスタルジーなのか、執着なのか、よくわからないけどとにかく食べたくなってしまう。

商店街が好きなのはきっと子どものころの記憶とリンクするからだと気づいた。
最近は商店街もチェーン店が並びがちだけど、地元の個人商店の並ぶところが好き。
個人商店中心の商店街の応援ができる方法をもっと真剣に考えよう。

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